過払い金請求など逆風継続

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消費者金融大手の10年3月期、過払い金請求など逆風継続

武富士<8564.T>とアコム<8572.T>、プロミス<8574.T>の消費者金融大手3社は5日、2009年4―9月期業績を発表した。2010年3月期の連結当期利益予想は、構造改革費用を織り込んだアコムが赤字見通しに下方修正。

他の2社は通期予想を据え置いたものの、過払い金の返還請求や貸金業規制の強化などの逆風は強く、下期は構造改革の費用計上も想定される環境となっている。
<アコム、事業改革費用で通期に140億円の特損計上、通期は当期赤字に>
アコムは、過払い金返還請求が高止まりしているとして損失引当金繰入額を積み増す。このほかビジネスモデルの転換やリストラを進めるために営業拠点の再編費用や特別退職加算金などを見込み、特別損失を140億円程度計上する。会見した木下盛好社長は「次期成長に向けた体制整備と経営基盤の強化が必要と判断した」と述べた。このため2010年3月期の連結当期損益予想を従来予想の322億円の黒字から114億円の赤字に下方修正。前年同期は136億円の黒字だった。  2009年4―9月の連結当期利益は、法人税等調整額67億円などが圧迫し、前年同期比90.6%減の24億円になった。

<武富士、上期は予想を上回るも通期見通しは据え置き、貸付残高の減少や資産売却損など見込む>
武富士は、2010年3月期の連結当期利益予想は130億円で据え置いた。2009年4―9月の連結当期利益は前年同期比240.9%増の169億円となり通期予想に対する進ちょく率は130.6%となったが、会見した清川昭社長は見通しを据え置いた理由について「営業貸付金残高の減少も予想される」と説明したほか、資産圧縮のために計画している資産売却時に損失が発生することも考慮していると述べた。好調だった上期については「利回りを保守的に見積もっていたため、利益ベースで大幅増益になった」と話した。  資金調達環境については「財務部を中心にあらゆる案件を進めている。早急に形にするよう努力する」と語った。また、過払金返還請求の状況について「どうやら8―10月で少し減り始めたかなという印象だ」とした。

<プロミス、リストラ策の中身次第で下方修正も>  
プロミスも10年3月期の連結当期利益予想を148億円で据え置いた。会見した久保健社長は、事業構造改革を検討中のため「損益の影響が現時点で把握できない。利息返還が高止まりにあることも考慮した」と説明。リストラ策の中身次第では、見通しを変える可能性がある。同社は、コスト構造改革や本業・周辺事業への集中化を目指す考えで、年内に検討を終えて09年10―12月期の決算発表までには公表する考えだとした。久保社長は「短期的には縮小方向にかじを切らざるを得ないが、構造改革を成し遂げて危機を乗り越えれば、中長期的には拡大路線に転じられる」と強調した。  

2009年4―9月の連結当期利益が前年同期比22.9%減の95億円になったと発表した。通期予想に対する進ちょく率は64.7%となった。

ロイターニュース

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